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【飲食店】を開業するのにあたって聞きたいことをお答えいたします。

許認可業務

【飲食店】を開業するのにあたって聞きたいことをお答えいたします。

飲食店をするには色々なハードルをクリアしていかなければいけません。

 

例えば…こんな感じです。

  • なにか資格が必要なのか?
  • 開業するには費用はどれぐらいかかるのか?
  • お客さんを集めるにはどうすれば良いのか?

そういった心配事や疑問にお答えいたしたいと思います。

1つ参考にでもしてみてください。

では早速見ていきましょう。

【飲食店】をするには調理師免許は必要ですか?

結論から言いますと…必要はありません。

 

飲食店を開業するのに調理師免許が必要だと思っている方が多くいます。

(私もその中の1人でした)

調理師免許というのは、ざっくり言うと「料理について勉強してきましたよ」というものなので、資格をもっていると「この人は料理のことわかるんだな」とか「しっかりしているんだな」と思われたりします。

 

もちろん、大きい飲食店に勤めたりする場合は資格を必要とすることもありますが、個人店を始める場合には必要ありません。

よく調理師免許がないと、飲食業が出来ないじゃないかと…

思っている人が結構います。

でも資格が無くても飲食業はできるという事なんですね~

 

 

【飲食店】でお酒を販売するに必要なもの?

酒類販売免許というものがあります。

 

これはお酒を小売販売するために必要なものなので普通の飲食店では必要ありません。

 

しかし、居酒屋などで営業時間が深夜12時を超える場合は「深夜酒類提供飲食店営業届」が必要となってきます。

この「深夜酒類提供飲食営業届」に関しては保健所が管轄ではなく警察署になってますので、お酒を出し営業時間が12時以降となる場合は注意です。

 

お酒を販売するのであれば…

酒類販売免許」と言う免許が必要になってきます。

しかし、飲食する分には…免許は必要なんですね。

ただ、気を付けて欲しいのは12時以降に営業する場合は…

深夜酒類提供飲食営業届」が必要になってきます。

そこは気を付けてくださいね。

 

 

【飲食店】で食品衛生管理者ってなんですか?

免許は必要ありませんが、この食品衛生管理者の講習会を受ける必要があります。

現在は近くの自治体で毎月開催されています。

受講の資格は15歳以上で日本語が理解できる人なら誰でも可能です。

 

カリキュラムとしては公衆衛生学と食品衛生法を合わせて6時間受講すれば誰でも取得することが可能です。

この講習の最後に簡単な小テストがありますが大丈夫です。

そこそこ答えることができれば資格はもらえます。

 

その資格を使うときに保健所に行って更新されている情報を勉強するのが大変。

資格を取得してからが大変かもしれないですね。

店舗に1人でもいれば営業できます。

臆する事はありません。

ちゃんと、1日講習をすれば

食品衛生管理者」を取得することはできます。

 

☟リンク張っておきますので確認してみてください。

食品衛生管理者 日程

 

【飲食店】で初期投資費用はどれぐらい?

店の場所や規模で変わってきますが、200万円~1000万円が目安でしょう。

もちろん開業する店の規模に寄りますが、平均600万円ではないでしょうか。

 

売上予測の公式

日別予測客数(座席×回転数)×客単価×営業日数

平日、祝日、週末など予想客数を想定して細かく作りましょう。

好景気、不景気などいくつかのパターンそ想定して、不景気の際にも赤字にならないよう計画を立てておきましょう。

安く抑えるには?

できれば資金は安く済ませたいですね。

物件を何もないところから改築して設備も全部そろえていたら、とんでもない金額になってきます。

そこでいくつか安くなる方法がありますのでご参考までに…

居抜物件

居抜き物件を探すこと。

これが一番ベターではないでしょうか。

 

潰れた飲食店の中のキッチンや設備、テーブルや椅子などをそのまま借りることができれば、その分開業費を抑えることができます。

また、少し手を加えるだけで店を開業できるので安くすみます。

しかし、デメリットとしては「潰れたところにまた店を出すのはリスキー」だと言う人もいますが、何もないところから店を作っていたらお金がいくらあっても足りません。

 

それこそがリスキーです。

 

ただ、気を付けなければいけないのは潰れた言う事はそれなりの理由があるからです。

その理由を分析して改善した店を作り出せることで繁盛店になるパターンは多くあります。

 

そんな理由で居ぬき物件を狙う人は多くいるので、見つかるかどうかは全てタイミングです。

潰れてから次が見つかるまではスグですから常にアンテナを張って探し続けることが大事です。

フランチャイズで始める

物件探しから内装工事、メニューから宣伝まですべてやってくれるのがフランチャイズの良いところです。

0から始めるよりかなり安くすみます。

 

さらに売り上げを伸ばすノウハウまで教えてくれますので開業後のサポートもばっちりです。

店主は営業活動だけに集中して力を注げます。

 

デメリットとしては全てが決まっているところで、看板を使わしてもらっている代償として、ロイヤルティをして数十%差し引かれます。

都心部は避ける

当たり前の話ではありますが、田舎でやればかなり安くすみます。

田舎で探せば、家賃4~5万円もありますし、保証金が1~2か月などもあったりします。

 

しかし人が少ないため集客に苦労しそうではありますが、もともとお客さんを持っている方は良いのではないのでしょうか。

 

那覇でも100万前後で物件が出たりしていますが、恐ろしいほど激戦区なので、良い戦略を立てているか、よっぽどの自信がある方は参戦してみる価値はあるかもしれませんね。

2階のテナントを借りる

同じ物件でも2階になると一気に家賃が下がります。

現在の集客方法としてはネットで考えている方には、1階も2階も同じなので、家賃の安い2階以上を狙うのも賢い選択かもしれません。

しかし、どんな店にするかにもよりますので安易に安いから2階と選択する前に一度立ち止まり考えてみましょう。

資金をかけたほうが失敗しない?

資金はあるのに越したことはありません。

一等地に出したからといって成功するとも限りません。

上記にもあったように資金をかけずにどうすれば売れるか考え工夫ができる人が成功します。

どのようにすればデメリットをメリットに変えられるか試行錯誤してみましょう。

 

成功率はどれぐらい?

開業して10年間継続しているお店は1割程度といわれています。

ですので成功率は10%ぐらいといえるでしょう。

 

数字で見るとかなり狭き門のように思えますが、ほとんどの方が見切り発進で開業してしまった人や、黒字経営ではあったが休みがなく忙しすぎて体がもたなくなりサラリーマンに戻るような人、そして軌道に乗る前に資金が尽きてしまった計画性のない人がほとんどです。

 

なので、しかっりと計画を立てて資金も余裕をもって、無駄に拡大せず身の程をわきまえた範囲でやっていけば成功率は上がっていきます。

 

失敗したらどうなる?

余計な事をしなければ個人店の飲食店では大きな負債を抱えることは少ないと思います。

店にかけた初期費用は失いますが、設備をまた居抜きにしたり売却すればある程度戻ってきます。

失敗のリスクを考えていたら先に進むことはできません。

 

少しでもリスクを減らすのであればやはり資金はできるだけ抑えましょう。

始めは100万円程度で始めればリスクも少ないし、本当にやりたい店があるならその店で稼いでからという手もあります。

飲食店は結構お金がかかります。

初めはなるべきお金を掛けずに、やってみるもの

1つの策ではないでしょうか。

どんな戦略が必要ですか?

ご存知通り飲食店はどこにでも数多くあります。

なので「ほかの店とはここが違う」と一言で言えるような強みが必要です。

 

たとえば、映画が見れる喫茶店、コスプレ衣装で注文を聞きに来る喫茶店までとはいかなくても、食事に来てくれたお客さんにお土産をあげたり、料理の見せ方に工夫をしたりと(パフォーマンス的なこと)など数ある中からこの店を選んでくれる動機になるものを探してみましょう。

 

ランチはやったほうが良いですか?

ランチはやったほうが良いです。

特に居酒屋などはやったほうが良いでしょう。

 

ランチで利益を上げるのも勿論ですが、夜にも来てくれるような宣伝をしましょう。

しかし、余り物の材料で気の抜けたメニューランチを出して、とりあえずランチをやっているお店がありますが、あれでは夜のお客を減らしてしまいかえって逆効果です。

ランチこそ薄利であってもいいものを出し、夜の割引券を配るなど他ではやってない事をやってみましょう。

 

値段は安くしたほうが良いのか?

「安ければお客さんが来ると思ったら要注意です」

よく勘違いする人がいますが…

気を付けましょう。

まず安いと言えばチェーン店をイメージしますが、チェーン店は宣伝もしてますし店舗も多いので安心感があります。

 

個人店ではチェーン店に比べたら安心感がありませんので、安くすると逆に不安になってしまします。

また客層を下げますし、回転率を上げることもチェーン店に比べたら不利なので値段で勝負するのはデメリットになるかと思います。

 

たとえば、新鮮な魚介類が1000円で食べられる…など安いものを安くではなく、普通に食べたら高いものを安くすると個人店ならではの良さが出てくるかと思います。

まとめ

飲食店にはいろんな種類があります。

この成熟した時代で飲食店を経営していくことは難しいと言われています。

ですが、実際に何年も続いて営業されているお店もあるのもそれも事実です。

やはり、開業前からどのようなお店にしたい、どの客層を狙っていくのか、どの地域で店を出すのかなどの戦略を立て、続けていくためにはどのような工夫が必要なのか一度立ち止まって考えてみることも大事ではないでしょうか。

その暁には、お店に来ていただいたお客さんが「この店に来てよかった」などといってもらえると最高にうれしいですよね。

 

 


最期まで読んでいただきありがとうございます。

これからも良い情報を発信してまいりますので

応援よろしくお願い致します。

ではまた…

この記事を書いた人

あらかき行政書士事務所の所長をしているあらかきです。
簡単ではありますが、自己紹介をさせていただきます。

名前は…新垣 康之

生年月日は…昭和49年7月21日生まれの43歳です。

最終学歴は高卒で、那覇商業高校を卒業しています。

職歴は…飲食店(バーテンダー・カラオケ屋さん・スナック等)・
    季節労働(期間工です)
    トラック運転手(木材配達)
    営業職(土木建築資材の販売…タンローリーの大型車の運転・
        コンクリートに使う特殊材料の製造・販売)
    精神病院でのデイケア
    職業訓練校での訓練生の就職支援 
    などなど 他にもありますがこの辺にしておきます。

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コメント

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